株式会社Lucky Brothers & co. の田島さまにお話を伺いました。
株式会社Lucky Brothers & co.は鹿児島・東京を拠点に活動するWeb企画・制作会社です。
コーポレートサイト制作、プロモーション施策、Webアプリ開発などを行い、企画の発案から設計・制作までを一貫して行えることを強みとされています。
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HyperFormがリリースされる前から、コーポレートサイト等に問い合わせフォームを設置する際には、海外のヘッドレス系のフォームサービスをよく利用していました。
いろいろ比較した上でいくつかのサービスを使っていたのですが、どのサービスにもそれぞれ不満な点があって、一部妥協しながら使っているような状態でした。
そのような状況でHyperFormがリリースされたことを知り、使ってみることにしました。
まず、半分くらいのサービスにおいて、問い合わせをした人へのサンクスメールの文面を編集できませんでした。あとはサンクスメールを独自ドメインから送ることができなかったり、問い合わせをしても1週間くらい返信がないなど運営体制に不安を感じるサービスも多く、全ての要求を満たせるサービスがありませんでした。
HyperFormは機能的にも体制的にも、重要視している全ての点において要求をクリアしていたので、導入することになりました。現在は計3つのサイトでHyperFormを利用しています。
一番強く感じたのは、セキュリティ周りの安心感です。
機能的にやりたいことができるというのは大切なことですが、やっぱり大前提としてセキュリティが大事だというのは、僕としては思っていて。個人情報を扱うこともあるサービスなので、万が一流出してしまったらサービスを選定した弊社の責任にもなりますし。
その点HyperFormは、セキュリティ面への配慮がサービスの節々に滲み出ていて、すごく良いなと思いました。
例えばFormタグから送信する方法の他に、APIで問い合わせデータをPOSTする機能があると思うのですが、APIで投げる場合は仕組み上、通常のようにreCAPTCHAを間に挟むことができません。その代わりに許可するドメインの設定が必須になっているのと、1分間あたりの送信受付可能数の制限があるという仕様をみた時に、すごく丁寧だなと思いました。
弊社が行うWeb制作ではページ間の非同期遷移を用いたリッチな表現を実装する事が多いので、問い合わせフォームもAPIで非同期的に組み込むことができるHyperFormは大変重宝していますし、その際のセキュリティ的な懸念もしっかり考えられているのがわかるので、安心して使うことができます。
ページ間の非同期遷移を用いたアプリファクトリーはるni株式会社の事例
過去に海外のサービスを使っていた時に、スパムの標的にされたという事件が何度かあったので、ほんとうにこの辺は油断できないポイントだと思ってます。
またメールの独自ドメイン周りの仕様について要望を伝えさせていただいた際に「それは実際にやっているサービスもあるし、技術的に実装自体は可能だけど、セキュリティ的に◯◯というリスクがあるので、HyperFormでの実装は考えていません」という回答をいただいたことがあります。
要望は断られる形になりましたが、とても納得感のある説明で、逆にサービスへの信頼が深まった出来事でした。
これは僕からリクエストして実装していただいた機能でもあるのですが、開発者と運用者で権限を分離できる機能がすごく良いなと思っています。
クライアントに提案するときに「問い合わせの内容はこちらからは見えないので」と言えることで、かなり提案がしやすくなりました。
これまで色々なヘッドレス系のフォームサービスを触ってきましたが、僕の記憶では、権限管理ができるサービスは他に無かった気がします。
通知メールの文面について、訪問者用と管理者用とでそれぞれ個別にカスタマイズすることができないので、そこが個別にカスタマイズできたら良いなと思っています。
あとはサービスのステータス状況を確認するページ等があると、より安心感が増すかもしれません。
要望については、過去に何度かリクエストさせていただいた際に実装していただいたので、今思い浮かぶのはこれくらいです。
返事がすぐに返ってきて、実装も次の日くらいに完了していたりするので、すごいスピード感だなと思っています。
セキュリティ周りは目立たないところですが、注力していた部分なので、評価していただきとても嬉しいです🙂
これからも安心して使っていただけるよう、尽力してまいります!